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過熱水蒸気 粉粒体殺菌機− Superheated Steam Sterilizing System for Powder & Granules

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粉粒体殺菌技術

粉粒体の殺菌を行うには、粉粒体の性質と殺菌目標である微生物の熱特性を理解し、褐色変化、退色、タンパク質の変性、デンプン質のα化、ビタミン等の破壊を最小限に抑えて操作しなくてはなりません。
粉粒体の殺菌には加熱殺菌、薬剤殺菌、紫外線殺菌、マイクロ波加熱殺菌、放射線殺菌がありますが、現況は加熱殺菌(高圧水蒸気方式と過熱水蒸気気流方式)が主流となっております。

加熱殺菌を行う場合は低温長時間加熱より高温短時間加熱の方が被殺菌物の品質を損なわないのは良く知られていますし、加熱源には乾熱方式(熱風による対流加熱)と湿熱方式がありますが、水蒸気を用いた湿熱方式が極めて有利であることは多くの事例で実証されています。

しかし、粉粒体を湿熱殺菌すると水分の増加や固着が発生し、殺菌後に再乾燥や解砕処理が必要になります。また、吸水性、付着性の強い粉粒体では装置内に付着して、正常な運転が出来なくなります。
粉粒体の殺菌には効果・処理のし易さから、乾熱と湿熱の両方の性質をもった「過熱水蒸気」が最も適しているわけです。

「過熱水蒸気」とは100℃で蒸発した飽和水蒸気を常圧のまま更に高温度に加熱した無色透明の熱放射性H2Oガスのことで、高温でドライ(300℃で100℃の飽和水蒸気の約1.5倍の体積)、そしてほとんど酸素を含まないからこれらの熱を直接伝えることができ、輻射伝熱、対流伝熱、水蒸気が物体に付着したときに起こる凝縮熱を含めると熱風空気の約8倍の熱量がある複合伝熱です。

被殺菌物は過熱水蒸気の湿熱を受け瞬時に100℃まで昇温しますが、被殺菌物に水分がある限り、また湿熱により与えられた水分の蒸発が続く限り、過熱水蒸気の顕熱を受け続けているにも関らず、被殺菌物の品温はこの過熱水蒸気の圧力に対応する飽和温度<大気圧で100℃>以上には上昇しません。
100℃で死滅しない耐熱生菌、芽胞菌の殺菌には過熱水蒸気に圧力をかけ「飽和温度=被殺菌物の品温」を上げることが不可欠になってきます。
湿熱殺菌方式で重要なポイントは、
短時間殺菌=高温・高圧・ドライ(原料の水分上昇、凝固が少ない)=過熱水蒸気
であり、機械の洗浄性、メンテナンスが容易で、しかも装置自体をコンパクトに設置スペースを最小にするのがベストです。
当社は過熱水蒸気発生装置に高周波誘導過熱方式を採用しており正確な温度制御ができ、操作が簡単で安全、レスポンスの早い温度設定ができます。

殺菌データ(SSCP-Ⅰ)
検体名 殺菌条件
(過熱水蒸気温度 / 殺菌時間 / 圧力)
殺菌前 処理後
一般生菌数
(個/g)
大腸菌群
(+)(−)
一般生菌数
(個/g)
大腸菌群
(+)(−)
発芽大豆粉末 160℃/6秒/0.2MPa 9.6×108 (+) <300 (−)
緑茶(粉末) 160℃/4秒/0.2MPa 9.2×104 (+) <300 (−)
モロヘイヤ粉末 160℃/4秒/0.2MPa 3.8×105 (+) <300 (−)
マカ粉末 160℃/4秒/0.2MPa 4.6×105 (+) <300 (−)
秋ウコン粉末 160℃/5秒/0.2MPa 4.0×106 (+) <300 (−)
大麦若葉マイクロパウダー 160℃/4秒/0.2MPa 1.8×104 (+) <300 (−)
殺菌データ(SSSMS-12)
検体名 殺菌条件
(過熱水蒸気温度 / 殺菌時間 / 圧力)
殺菌前 処理後
一般生菌数
(個/g)
大腸菌群
(+)(−)
一般生菌数
(個/g)
大腸菌群
(+)(−)
発芽大豆粉末 160℃/30秒/0.16MPa 9.6×108 (+) <300 (−)
緑茶(粉末) 160℃/20秒/0.16MPa 9.2×104 (+) <300 (−)
モロヘイヤ粉末 160℃/20秒/0.16MPa 3.8×105 (+) <300 (−)
マカ粉末 160℃/20秒/0.16MPa 4.6×105 (+) <300 (−)
秋ウコン粉末 160℃/25秒/0.16MPa 4.0×106 (+) <300 (−)
大麦若葉マイクロパウダー 160℃/20秒/0.16MPa 1.8×104 (+) <300 (−)
殺菌データ(SSPR-12)
検体名 殺菌条件
(過熱水蒸気温度 / 殺菌時間 / 圧力)
殺菌前 処理後
一般生菌数
(個/g)
大腸菌群
(+)(−)
一般生菌数
(個/g)
大腸菌群
(+)(−)
発芽大豆粉末 160℃/60秒/0.17MPa 9.6×108 (+) <300 (−)
緑茶(粉末) 160℃/40秒/0.17MPa 9.2×104 (+) <300 (−)
モロヘイヤ粉末 160℃/40秒/0.17MPa 3.8×105 (+) <300 (−)
マカ粉末 160℃/40秒/0.17MPa 4.6×105 (+) <300 (−)
秋ウコン粉末 160℃/50秒/0.17MPa 4.0×106 (+) <300 (−)
大麦若葉マイクロパウダー 160℃/40秒/0.17MPa 1.8×104 (+) <300 (−)